自宅で簡単に新鮮で安全な野菜栽培!

野菜栽培は難しく思えますが、コツさえつかめば案外簡単です。事例を参考に挑戦してみましょう!

豆苗(トウミョウ)の栽培

そばの芽の栽培

ビタミンAの供給源としての青菜の重要性

 ブンチョウなどの小鳥にとってビタミンAは重要な栄養素です。不足すると毛づやが悪くなり、皮膚が角質化し、視力など生体機能にも悪影響を及ぼし、そうじて老化を早めてしまいます
 小鳥の主食であるヒエ・アワ・キビ・カナリアシード・お米といった穀物は、ビタミンAをほとんど含んでいませんから、副食で補わねばいけません。その点サプリメントなどで摂取させることも出来ますが、野菜からベータカロテンの形で摂取するのが自然で良いでしょう。ベータカロテンは必要量のみ体内でビタミンAとなるため、過剰摂取の心配がありませんし、野菜に多く含まれる食物繊維は肥満の予防にもなるので、
出来れば毎日好きなだけ食べさせたいところです。
※毎日野菜を食べると「体が冷える」などというのは、まったく根拠のない迷信です。

 野菜といっても、ベータカロテンの少ない緑黄色野菜(キャベツ・レタス・キュウリなど)では、あまり意味がありません。与えるのはベータカロテン含有量の多い青菜をメインにする必要があります。具体的には、えんどう豆の若芽である豆苗(トウミョウ)、小松菜、青梗菜(チンゲンサイ)、サラダ菜などがお薦めです。
 また、それぞれの青菜には、その栄養素も微妙に違いがありますから、1つに固定せずに2種類以上食べさせるのが理想となります。

  エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム βカロテン ビタミンE ビタミンK ナイアシン 葉酸 パントテン酸 ビタミンC

キャベツ

23kcal 1.3 0.2 5.2 5mg 200mg 43mg 14mg 49mcg 0.1mg 78mcg 0.2mg 78mcg 0.22mg 41mg
トウミョウ 31kcal 4.8 0.5 4.3 3mg 210mg 18mg 18mg 4700mcg 2.9mg 320mcg 1.0mg 150mcg 0.70mg 74mg
小松菜 14kcal 1.5 0.2 2.4 15mg 500mg 170mg 12mg 3100mcg 1.0mg 210mcg 1.0mg 110mcg 0.32mg 39mg
チンゲンサイ 9kcal 0.6 0.1 2.0 32mg 260mg 100mg 16mg 2000mcg 0.7mg 84mcg 0.3mg 66mcg 017mg 24mg

栽培の様子(冬でも簡易温室の中でよく育っています) トウミョウはビタミンA(ベータカロテン)をはじめ栄養の豊富な優れた野菜で、おもに中華料理の食材として水耕栽培されたものが、一束100〜200円ほどで通年売られています。しかし、取り扱っていないお店も多く、また、店ざらしで鮮度が劣っている事もあります(根が白いものを選び、半日〜数日窓辺で栽培して与えるのがお薦めです)
 新鮮なものをいつも手に入れるには、自家栽培することをお薦めします。
トウミョウの栽培はとても簡単です。
 栽培のためには種となるえんどう豆が必要ですが、これは品質がさまざまで注意が必要です。まず、えんどう豆栽培用に売られている種は避けた方が良いでしょう。こうした種は若芽の段階で食べられる事を想定していないため、
消毒処理が施されており、その薬品が残留してしまう危険があるのです。
 鳩などの飼料として売られているメープルピースなどでも栽培することが出来ます。この飼料は非常に安価で消毒もされていないので良いのですが、発芽率が産地や季節によりさまざまで、
ひどい時にはまったく成長しない事があります。文鳥屋でもかつてメープルピースで栽培をおこなっておりましたが、「当たりはずれ」の差がはげしいため(何十キロと廃棄処分…)、取り扱いを止めました。→
検証栽培
 人間の食用に売られている赤えんどう豆などからも栽培出来ます。しかし、成長の遅い品種であることが多いようで、その場合収穫まで非常に時間がかかってしまいます(青えんどう豆【グリーンピース】などは腐りやすいです)。
 文鳥屋では、いろいろなえんどう豆の家庭栽培での経験を踏まえ、現在では人間の食用トウミョウを栽培するためのえんどう豆を取り扱っております。このえんどう豆は消毒されておらず、発芽率80%と安定し、寒さにも暑さにも強いのが特徴です。ただ、値段が高いのが難点です。

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